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慢性的な下痢や便秘は消化器疾患が原因かもしれません
下痢や便秘など、排便が十分かつ快適になされていない状態のことを「便通異常」と言います。誰にでも起こり得る不調ですので、一時的なものであればそれほど気にならないかと思います。
しかし、長期にわたる便通異常は、消化器疾患が原因で引き起こされている可能性があります。命に関わるようなものではなくても、慢性的な便秘・下痢は快適な生活の妨げになりますので、お悩みの方は大阪市淀屋橋のむらのクリニックへお気軽にご相談ください。
慢性的な便秘・下痢の原因
体調の変化などによって、一時的に便秘・下痢が起こることもあります。一時的なものであればそれほど問題ありませんが、慢性化した便通異常は、大腸がん(大腸ポリープ)や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)などが原因で起きている可能性があります。便通異常だけでなく、血便(下血)や吐き気・嘔吐、貧血などの症状が現れている場合には、すぐに医療機関を受診してください。
考えられる疾患
過敏性腸症候群
消化管に器質的な異常がみられないにもかかわらず、便通異常や腹痛などの症状が慢性的に現れる疾患です。下痢と便秘を交互に繰り返す傾向にあり、とくにストレスを感じた際に起こることが多いです。多くの場合、排便によって症状が軽快します。
大腸がん(大腸ポリープ)
大腸に生じた腫瘍が原因で、便秘・下痢の症状が現れることがあります。初期段階では症状が現れないことも多いため、定期的な検査によって早期発見・早期治療に努めることが重要です。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
炎症性腸疾患は、腸管内で起きた炎症が原因となり、正常な腸機能が障害される疾患の総称です。主な疾患には潰瘍性大腸炎とクローン病が挙げられ、便通異常(とくに下痢)や血便などの症状が現れます。どちらも難治性の疾患であるため注意が必要です。
食物アレルギー
食物アレルギーによって便通異常が起こることもあります。皮膚のかゆみや蕁麻疹などと違い、便通異常は食べてからしばらく時間を置いて現れることが多いです。
腸内細菌叢(腸内フローラ)の乱れ
食生活の乱れや薬の服用などによって腸内細菌のバランスが崩れると、便通異常が起こりやすくなります。
腸の変形(ねじれ腸・落下腸)
腸の動き自体には問題なくても、腸の形状が原因で便通異常が起こることもあります。
便秘・下痢の検査・治療
問診と診察をしっかりと行って原因を特定するほか、確定診断のために内視鏡検査やエコー検査を行うこともあります。とくに大腸がんは早期発見・早期治療が重要となりますので、定期的な検査をおすすめします。
大腸ポリープや初期の大腸がんであれば、内視鏡検査時にその場で切除することも可能です。